AED
最近、AED(自動体外式除細動器)に関するニュースがテレビなどで良く報道されていますね。
今日も、岡山県で空港や公共施設を中心に、300台配置されることが報道されていました。
心臓が停止している状態の人に電気ショックを加えて心臓が細動 (心臓が震えている状態、血液を送ることが出来ない) を止めることが出来る機械です。すでにアメリカの州によっては、ある程度以上の大きさの建物(オフィスビルなど)には設置が義務付けられていますが、日本では医師と、医師の指示を受けた救急救命士しか電気ショックを加えることが出来ませんでしたので、今まで普及していませんでした。
最近になって法律が改正され、緊急時には一般の人でもAEDを使って電気ショックを加えることが承認されました。これに伴って、大きな空港などにはすでにAEDが設置されてきています。
この機械は、とてもよく出来ていて、2枚のパットに貼る場所の絵が描かれていますので、その絵のとおりに心臓が停止している人に貼ります。それからパットから出ている電線を装置に接続しボタンを押すと、心拍の状態を自動的にチェックし、ショックが必要なら自動的に電気ショックを加えるボタンを押すよう、音声で指示が出ます。
指示通りにボタンを押すと、患者から離れるように指示が出ますので、離れて待っていると自動的に必要な電圧までチャージして、ショックを加えます。
マネキンを使って、3時間くらいの講習を受けると、よりちゃんと使えるようになります。
私は、このAEDの使用方法を含む人工呼吸などの救急救命法を指導し、認定証を発行することができる、エマージェンシー・ファースト・レスポンス・インストラクターの資格を持っています。
詳しくは Emargency first response でご紹介しています。
ぜひ習得されることをお勧めします。