震災12年
阪神大震災から、はや12年になるそうです。
震災当時、病院勤務だった私は、実家の2階で寝ていました。
ベッドサイドに27型のテレビを、見やすいように斜めに置いていたのですが、それが地震の揺れで足に落ちてきました。
ケガをするほどではなかったのですが、とにかく「痛かった」のを覚えています。
落ちた状態のまま、傾いたままのテレビの電源を入れると「ガスの元栓を締めてください。余震に注意してください。」という言葉を繰り返しているだけでした。
病院には多くの入院患者様がいらっしゃいますので、業務ができる状態なのかが気になり、通常より30分ぐらい早く出勤しました。
幸い、ビン類なども壊れてなく、通常通り業務をすることができました。
しかし、1週間ぐらい経った頃から、抗生物質や整腸剤などが枯渇してきました。
阪神地区で大量に需要が発生したのと、工場が被害にあっていたり、道路が寸断されて物資が順調に届かなくなったことが原因でした。
症状に応じて、緊急度を測るスケールを作り、ある意味「公平に」薬剤を使えるシステム作りに苦労したのを覚えています。
あれから12年経って、大阪・神戸も完全に復興しましたが、震災の教訓を風化させないようにしないといけませんね。