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2007年3月15日 (木)

リレンザ

最近ニュースなどで話題に上っている「タミフル」と、同系統の薬剤「リレンザ」が記されている処方箋が来ました。

患者様の希望で、「タミフル」を避けたものですが、この薬剤も成分こそ少し異なりますが、作用機序は同じものです。

タミフルがカプセル剤で簡単に経口摂取できるのに対し、リレンザは吸入していただく必要がありますので、ほぼ同時期に発売されたのにもかかわらず、ほとんど市場で流通していなかったものです。

この「リレンザ」、このたび、「タミフル特需」になっているようで、なかなか手に入らない状態です。

あちこちの医薬品卸会社に連絡し、やっと入手しました。

ただ、この薬剤もタミフルと同じぐらい処方されていたなら、副作用?も同じぐらいの確率で生じると思います。

患者様には、この点を含めてご説明しました。

厚生労働省からは、表面に「投与後2日間ぐらい要注意」ということ、裏面に「タミフルの副作用で異常行動が生じたという統計学的根拠はない」という通知が届いています。

表裏一体という言葉がありますが、これでは「表裏別体」ではないかと。。。

とりあえず、私たちの見解としては・・・

1. 発売以来、かなりの患者様の命を救ってきた薬剤であること。

2. 副作用の起きる確率は低いが、0ではないこと。

3. リレンザや他の抗インフルエンザウイルス剤でも副作用はあり得ること。

4. 「タミフル」を服用する以外の治療法を選択する権利はあること。

5. 現代医学の恩恵として、インフルエンザには「タミフル」は有効であること。

現時点では、このスタンスでやっております。

もちろん、新しいエビデンスが出たら方針が変わることはあります。

3月 15, 2007 at 11:42 午後 仕事・会社 |