« でかっ | トップページ | チャレンジ »

2008年2月 6日 (水)

ジクロルボス

件の「冷凍ギョーザ」から、ジクロルボスが検出されたそうです。

ジクロルボスは、倉庫などに吊るして使う「バ〇ナ」にも用いられています。

20080206

以前、病院に勤務していた時に、寝たきりの患者様が中心の病棟に設置したことがあります。

平成16年に下記のように使用基準が改訂されていますので、現在は病室には使用できませんが、当時は基準違反ではありませんでした。

 

次のような場所では使用できませんので、ご注意ください。
○ 居室(客室、事務室、教室、病室を含む)、居室にある戸棚・キャビネット内など
○ 飲食する場所(食堂など)及び飲食物が露出している場所(調理場、食品倉庫、食品加工場
など)

 

他の普通の病室は、フロア毎に患者様に一時的に移動していただいて、くん蒸剤を用いて消毒・殺虫し、換気した後に戻っていただく措置が取れますが、酸素の配管や医療機器の配置の関係上、患者様を別の病棟に移して殺虫剤を使用することができない寝たきりの患者様が中心の病棟では、どうしてもゴキブリなどの発生を止めることができない環境にありまして、上記の「バ〇ナ」でも吊るして対処してみようということになったわけです。

当時から劇物ですから手続きに則って購入し、病棟婦長の署名・捺印を取り管理上の責任の所在をはっきりした上で実施しました。

設置して1時間ぐらいは何とも無かったのですが、次第に心電図モニターのアラームがあちこちから鳴るようになり、ドクターコールがガンガン鳴り始めました。

最初は、たまたま容態が悪化した患者様が続いただけだと思っていましたが、それにしても多すぎる。。。おかしい。。。何かある。。。

となりまして、一度「バ〇ナ」を取り外してみることにしました。

すると、、、

ほどなくして、過ぎ去った嵐のように、すべて元の状態に戻っていきました。

当時では、文献を調べても問題があるようには書かれていませんでしたので、我々の感触として

「普通の元気な人なら大丈夫な薬物レベルでも、非常に体力が弱っている人には効き過ぎるのだろう」

と考えまして、それ以降、病院では使用していません。

(もちろん現在では禁止されていますので、使っていないハズです)

今回のギョーザ事件でも、体重の少ない子供さんが被害に遭われています。

体重当たりの薬物量が多く、薬剤血中濃度が上がりやすかったのが原因だと思われます。

一刻も早い原因究明が望まれます。

2月 6, 2008 at 10:43 午後 仕事・会社 |