自宅で・・・
在宅患者さまが、亡くなられました。
弊社で、承っている患者さまの中で、一番遠方にあるご自宅でした。
車で片道30分ほどのところにありました。
余命宣告を受けられたのが昨年7月
「あと3ヶ月」
とのことでした。
ガン末期でした。
昨年の11月ごろ、まだお元気な患者さまは担当の看護師さんの手を握りながら
「私、どのくらい生きられる?」
と聞かれたそうです。
その後も、悪くなったり良くなったりを繰り返しておられました。
少し動けるようになると、自宅横の畑の手入れをしておられました。
ご家族との話し合いでは、距離が遠いので急変時に間に合わない可能性があることもお伝えしておりました。
それでも、ご本人が「是非」とのことで承っておりました。
医療機関との打ち合わせで
「急変していることを発見しても救急車は呼ばず往診を依頼する」
ことを申し合わせておりました。
救急車を呼ぶと、必然的に病院に搬送されることになり、この患者さまの
「自宅で逝きたい」
という要望にそむくことになるからです。
通常、在宅患者さまには口座振替をお願いしているのですが、この患者さまは
「自分の意識のあるうちは、自分で払いたいので」
とおっしゃっていました。
集金に伺うと、いつも封筒に現金を入れて用意してくれていました。
その上、いつも弱った体をひきずり、カステラやジュースを出してくださいました。
私どもは仕事でお伺いしているので、通常受け取ることはできないのですが、この患者さまの「お気持ち」だと思い、いただいていました。
帰り道の車のなかで、いつもいただいていました。
「三ツ矢サイダー」と「カステラ」とか
「ジュース」と「缶コーヒー」とか、組み合わせが変なこともありました。
どんな人も、すべての人が、いつかは亡くなるんですが、、、
とても、つらい気持ちです。
ご冥福をお祈りします。
(合掌)
